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“人と自然を大切にする” IN NATURALが描く庭づくりの本質

September 17, 2025

“全グループ会社開催の笑顔コンテスト入賞”という輝かしい実績を持つ根本さんは、IN NATURALガーデンデザイン部のリーダーだ。東京、神奈川、千葉、埼玉と、関東エリアを広くカバーするガーデンデザイン事業は、IN NATURALというブランドの根幹を担う。今回は、眩しい笑顔が印象的な根本さんに、IN NATURALが描く庭づくりについて語ってもらった。

異色のキャリアからガーデンデザインへ、 その舞台裏

ガーデンデザインと聞くと、植物に関する専門的な職歴を思い浮かべがちだが、根本さんは異色の多業種キャリアを歩んできた。20代に番組制作会社、CG制作会社を経て、その後飲食業で個人事業の立ち上げも手掛けたという。家業であった土木工事業においては長年施工管理に従事するなど、経営者としても幅広い経験を積んできた。そして、IN NATURALの前身企業にて、現事業部を引き継ぐこととなった。

一見すると、全く異なる分野を歩んできた根本さんだが、その根底に共通するのは、並外れた好奇心と吸収力、そして、それを形にする実行力だ。

「実は、植物が好きだという理由だけでIN NATURALに参画したわけじゃないんです。」
そう語る根本さんだが、それぞれの経験を通じて培われた幅広い知見や問題解決能力が、現在のIN NATURAL ガーデンデザイン部を率いる上で欠かせない力となっている。

チームワークとオペレーションが鍵 ──── IN NATURALガーデンデザイン部

「庭づくりそのものの面白さはもちろんのこと、このIN NATURALでの事業をうまく軌道に乗せることというのも、私にとっては大きなモチベーションの1つです。」
年間約420件の成約実績があり、特にBtoC案件では50%を超える高い成約率を生み出すガーデンデザイン部。様々なビジネスモデルを経験してきた根本さんならではの組織体制とは。
「特徴的なのは、フルリモート体制での勤務と強いチームワークで、関東近郊の幅広いエリアをカバーしていることです。普段は各自リモートで働いていますが、週1回の会議や、コミュニケーションを深めるための食事会では、必ず知識や成果物を共有しています。個人の目標ではなく、あえて全体での目標のみを設定しているのは、メンバー間で足りない部分や新しい知識を補い合い、チームとしての総合的な能力を高めるため。メンバーはお互いの心身の健康を気遣いながら、一丸となって目標達成を目指しています。」

「当事業部は、植栽工事、外構工事、ディスプレイ工事、植栽管理業務など、多岐にわたる案件に対応しています。大手商業施設や介護施設からのBtoB案件、個人宅の庭づくりといったBtoC案件の両方に対応し、異なる性質を理解して運営。それは、得意分野を持つ個性豊かなメンバーが、協力業者や親会社とも連携し、高品質なサービスを提供できているからだと思います。」

「この人に頼みたい!」と思わせる、植物好きのプロ集団

「ガーデンデザイン部の平均案件単価は約40万円と高額ですが、お客様に“その価値がある”と感じていただける最適な価値の提供を心がけていることが理由です。スタッフの人柄と傾聴力も成約率に貢献しており、リピートや紹介でのご依頼が多いことも信頼の証となっています。」
根本さんが最も強調するのが、ガーデンデザイン部をとりまく“人”の力だ。
「我々ガーデンデザイン部のメンバーは、植物好きが集まるプロフェッショナル集団です。この人に頼みたい!と思って頂ける、丁寧で高度な提案力を持つ人物が揃っていて、彼らは本当に面白いですよ。」
個性豊かなメンバーの顔ぶれ、そして、得意分野における提案力と、実際の植栽や外構工事等を担当する職人たちの技術とセンス。これら“人”の力は、IN NATURALガーデンデザイン部の大きな強みだといえる。

IN NATURALならではの庭づくり

では、数あるガーデニング業者の中で、IN NATURALならではの庭づくりの特徴があるとすれば、それはどのようなものだろうか。
「経年変化を楽しむことができる庭づくりは、我々の得意とするところです。IN NATURALでは、時の経過による自然な変化を、“経年劣化”ではなく、“経年美化”と考えます。天然石や天然木などの自然素材を使い、時とともに移りゆく庭の表情を美化として捉え、その変化を味わうことを目的としています。例えば、ウリンという木材は、最初は赤茶色ですが、雨に当たると赤色の成分であるポリフェノールが抜けていき、最終的には灰色になります。こういった自然な退色も素材の持つ独特の風合いとして楽しむことができるんです。豊富な知識と、常に更新されるトレンドを活かした提案ができるのも、植物販売店が手掛ける庭づくりならではの強みかもしれません。」

「また、IN NATURALの庭づくりの特徴として、お客様に寄り添う一気通貫のプロセスがあります。お客様のご要望に応じて担当者が割り当てられ、その後は専属担当者として様々な角度からお客様の庭づくりをサポートします。出来上がったら終わりというのではなく、メンテナンスを通じて、理想のお庭を維持して頂けるような長期的なサービスを心がけています。」

IN NATURAL流ガーデニングの概念とは

「ガーデニング(庭づくり)とは何かと問われると、“人生の調味料”だと答えます。ガーデニングって、単なる庭の手入れや装飾にとどまらず、人生に彩りや豊かさを加える行為だと思うんです。四季を通じて庭に触れることで、心身が満たされる。まさに調味料的な役割を持っているんじゃないかと。そして、我々の仕事は、お客様一人ひとりの人生に合わせて、その“調味料”を提供することなのだと思います。これは、IN NATURALガーデンデザイン部の根底にある概念の1つであり、メンバーのモチベーションにもつながっています。」

人と自然を大切にする、庭づくりの本質

多彩なキャリアを歩み、ガーデンデザイン事業についてもIN NATURALのビジネスモデルの1つだとクールに語ってきた根本さん。しかし、庭づくりや植物の話が深まるにつれて、持ち前の笑顔がこぼれた。フルリモートながら、誰よりもメンバーの心身のケアを心がけ、お客様の喜ぶ瞬間が最高に嬉しいと語る根本さんの元には、常に社内スタッフの笑顔も集まってくる。

“人と自然を大切にする。”

人生を彩る庭づくりの本質は、そんな姿勢にあるのかもしれない。

文: 藤井麻未

■ 根本政樹 プロフィール
ガーデンデザイン部 部長
好きな植物:アジサイ、ボタン、シャクヤク、グレベリア、プロテア
休日の過ごし方:3人の子供と遊ぶ・子供の空手の稽古に付き合う

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