お部屋に植物を迎えるとき、どのような基準でガーデニンググッズを選べば良いか迷うことはありませんか。なんとなく手頃なものを選んでいる、という方も多いかもしれません。しかし、実はその選び方ひとつで、植物の魅力やお部屋全体の雰囲気は大きく変わります。今回は、IN NATURALのバイヤーが語る、センスの良いグッズ選びのコツや、オススメの植物と鉢のコーディネートなどをご紹介します。
まずは空間のイメージから。
ガーデニンググッズ選びのコツとは
植物を育てる際に不可欠な「ガーデニンググッズ」とは、植物そのものを引き立てたり、ケアをしやすくしたり、お部屋の空間をコーディネートするために用いる鉢やガーデニング・インテリアなどの周辺グッズ全般を指します。これらをセンス良く選ぶためのコツは、植物そのものだけに合わせるのではなく、置くお部屋全体の「空間のイメージ」から逆算して選ぶことです。 家具や既存のインテリアの雰囲気、お部屋の中で植物をどう見せたいかという完成図をイメージし、そこに馴染むグッズを選ぶことで、植物の栽培という実用的な目的だけではなく、空間に統一感が生まれ、全体がセンス良くまとまります。
最近のトレンド
━━立体感を出すディスプレイ
最近では、床やテーブルに直置きするだけでなく、ハンギング資材を使って上から吊るしたり、木製のスツールやフラワースタンドを活用して高さに変化をつけるコーディネートが注目されています。直置きでは低すぎて足元の陰に隠れてしまいがちな植物も、吊るしたり、スツールなどで持ち上げることで空間に立体感が生まれ、複数の植物を並べる際にも、それぞれの葉や枝のシルエットを活かすことができます。
軽さと丈夫さを両立した
新素材の鉢にも注目
従来主流だった陶器やセメントの鉢は質感の良さが魅力ですが、重量があり持ち運ぶのが大変だったり、割れやすかったりという悩みがありました。 最近では、セメントに繊維を混ぜ込んだ「セメントファイバー」や、プラスチックにガラス繊維を混ぜて作られる「FRP(ガラス繊維強化プラスチック)」など、セメントや石のような重厚感、スタイリッシュな質感はそのままに、軽くて丈夫な素材が人気を集めています。また、かご風のナチュラルな見た目でありながら、水がかかっても傷まないポリエチレン製のバスケットも扱いやすく、人気が高まっています。
バイヤーオススメ!
便利なガーデニンググッズ3選
① 水やりチェッカー「サスティー」
観葉植物を枯らしてしまう原因で最も多いのが、水のやりすぎによる根腐れです。サスティーは、土に挿しておくだけで土中の水分量を量ることができる優れもの。土中の水分量に応じて小窓の色が青(水が十分)から白(乾燥)へと変化するため、一目で水やりのタイミングが分かります。サイズは鉢に合わせて3種類あり、特に土の中の乾き具合が分かりにくい中〜大型鉢で重宝します。
② 空間を有効活用する
「ハンギンググッズ」
置き場所のスペースが限られているお部屋では、天井や壁から植物を吊るすハンギンググッズを取り入れることで、空間を立体的に演出することができます。照明のダクトレールやカーテンレールに掛けたり、壁の傷が目立ちにくいピンフックを活用したりすれば、賃貸住宅でも手軽に取り入れられます。床置きの大きな植物と組み合わせることで、おしゃれなカフェのような立体感のあるお部屋に仕上がります。
③ 美しさと実用性を兼ねた
「ポットテーブル」
鉢の株元にかぶせる丸いドーナツ状のプレートで、根元の土や鉢カバーの内側のプラスチック鉢を隠し、見た目を美しく整えるアイテムです。ソファの横に置いた鉢の上に乗せれば、コーヒーカップなどを置けるサイドテーブルとしても活用でき、おしゃれで実用性も兼ねた優れもの。土に直接触れさせず、空間を空けて設置する構造のため、通気性や衛生面が保たれる点も大きな魅力です。
初心者でも失敗しない!
植物と鉢のコーディネート、4つのコツ
植物を育てる際に、鉢は必要不可欠なグッズの1つです。植物とのコーディネートによって様々な雰囲気を演出することができるので、植物そのものを引き立てたり、空間に表情を生み出したりするのに効果的です。
①「鉢」と「鉢カバー」を使い分ける
底穴がある「鉢」には直接植え込みを行いますが、室内で育てる中〜大型の植物には、プラスチック鉢のまま「鉢カバー」に入れる方法がおすすめです。直接鉢に植え込むよりも重量を抑えられ、毎日の管理や将来の植え替えが非常にスムーズになります。気軽に鉢カバーを変えてデザインを楽しめるのもメリットです。
② 色に迷ったら「オフホワイト」や「マット質感」
なかなか色が決められないという方には、葉のグリーンが最も映える白系の鉢をオススメします。真っ白でお部屋から浮いてしまう場合は、温かみのあるオフホワイトや、光沢のないマット加工のものを選びましょう。どんなお部屋にも馴染みます。
③ 植物のシルエットとのバランスや、アクセントを考える
縦長でシュッとしたスタイリッシュな植物には角のある四角い鉢、上部に葉が茂る植物にはボリュームのある鉢を合わせるなど、上下でバランスをとると、全体が美しく整います。また、カラフルな鉢や個性的な形状の鉢を、小ぶりなサイズで取り入れると、お部屋の差し色やアクセントとしておしゃれに映えます。
④統一感と高低差を意識する
複数の植物を近くに並べる際は、鉢の色味や素材感を揃えつつ、スタンドやハンギングで高低差をつけてみましょう。立体感がありつつ、まとまりのある空間になります。
IN NATURALオススメの
「植物×鉢」5選
① ガジュマル × ぽってりした丸みのある白系の鉢
愛らしいフォルムのガジュマルには、丸みのある白い鉢が相性抜群。可愛らしく優しい雰囲気に仕上がります。
② モンステラ × かご風バスケット
南国感のある大きな葉を持つモンステラには、ポリエチレン製のナチュラルで水に強いかご風バスケットが相性抜群。リゾートライクな空間を演出できます。
③ シンプルなグリーンの植物 × カラー鉢
葉色がシンプルなグリーンだからこそ、ブルーやイエロー、レッドなど、カラー鉢の鮮やかさが引き立ち、インテリアの素敵な差し色になります。
④ フィロデンドロン・バーキン × ダークトーンの鉢
フィロデンドロン・バーキンのような、葉に美しい白い模様が入った植物は、黒やダークグレーの鉢と合わせることで、斑の模様がくっきりと際立ち、デザイン性が増します。
⑤ ストロマンテ・トリオスター × 黒鉢(または白鉢)
ストロマンテ・トリオスターのような、赤紫の葉や模様の入った植物は、シックでかっこいい雰囲気に仕上げたい時は黒鉢、柔らかく上品に見せたい時は白鉢と、鉢のカラーを変えることでガラッと雰囲気を変化させることができます。
植物を引き立てて、
センスの良い空間に
植物は、単に育てるだけでなく、空間の一部としてお部屋に立体感と心地よさをもたらすインテリア要素の1つでもあります。ぜひ、理想の空間のイメージを意識しながら、植物と組み合わせる鉢や、便利なガーデニンググッズを選んでみてください。ワンランク上のグリーンライフを楽しめること間違いありません。
文: 藤井麻未


































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